りっかちゃんの静かな反論

そんな彼女は今でも、ひとりで数字を分析し、試行錯誤を積み重ねている。

「表示回数や視聴回数、エンゲージメント数、クリック数などのインサイトを見るのが好きなんです。2年活動しているので、『何曜日の何時に上げるとどれくらい表示される』といったことが分かるようになりました。

それに、その特性はTikTok、YouTube、Instagramでそれぞれ違います。それらを考えて投稿し、予想通りに再生回数などが伸びた瞬間が、一番モチベーションになります」

その一方で、人気ジャンルとなった大食い動画だからこそ、向けられる視線も厳しい。華奢な体に5キロもの食事が入ることを信じてもらえず、いわゆる「チューイング(食べ物を噛んで吐き出す行為)」を疑われることも少なくない。

過去には、「吐き捨ててると思われるのが嫌で、食べ終わった後のお腹を映すことをSNSを始めた当初からずっと続けている」というXへの投稿が大きな反響を呼んだ。

「そのときは、『どうしてこんな懐疑的な声と戦わないといけないのか』と思ってしまったんです。というのも、わたしはフードファイターとして大会にも出場しています。負けたら悔しがるほどの『ファイター魂』もあります。

動画にはしていませんが、『食トレ(食事トレーニング)』をしたり、デカ盛りのお店へ通って胃袋を広げる訓練をしたり、実は努力をしていて。

だから、『食べてないでしょ』と言われることがとても悔しくて、一切編集を加えていない動画を反論のために投稿するようになりました。ただ、今では『そう思う人がいても仕方がないかな』と考えが丸くなりました」

「食」に対して人一倍熱意のあるりっかちゃん(写真/矢島泰輔)
「食」に対して人一倍熱意のあるりっかちゃん(写真/矢島泰輔)