「彼は6月22日以降、会社に出社していません」
殺人未遂の疑いで改めて逮捕されたのは、東御市新張に居住する職業不詳・飯島啓輔容疑者(46)。飯島容疑者は7月1日の明け方、自宅において14歳の長男を刃物で切りつけ、殺害しようとした疑いが持たれている。
「長男は襲撃をかいくぐり、自宅から南に約850メートル離れたコンビニエンスストアへ助けを求めました。通報を受けた警察官が飯島容疑者の自宅へ急行し、居宅内を確認したところ、元妻(49)と長女(12)の2人がすでに死亡しているのが発見されたのです。死因は首を絞められたことによる窒息死でした。
飯島容疑者は犯行後に現場から逃走し、同日午前11時9分に長野市内で身柄を確保され、緊急逮捕となりました。ところが、逮捕前に有害物質を飲んで自殺を図っていたとみられ、取り調べ中に体調不良を訴えたことから、同日夕方に一度身柄を釈放され、市内の病院へ入院。
そして3日、入院の必要がなくなったと判断されたことから、警察は改めて逮捕に踏み切りました」(捜査関係者)
飯島容疑者は事件の直前まで、長野県内の建設会社で現場職として働いていたという。
「飯島容疑者はここに2年ほど正社員として勤めていました。勤務態度はいたって真面目で、現場に出てしっかりと汗を流していました。
社内でのトラブルや金銭的な揉め事も一切ありませんでしたね。プライベートな話は全然していなかったので、家族のトラブルなども一切聞いていません。
飲み会を開いた際には毎回参加していました。うちの会社では、彼は他人の悪口なんて絶対に言ったことはないですし、誰かの陰口を言うような人では決してありませんでした。仕事を急に飛ぶようなこともまったくありませんでした」(建設会社社長)
社長によると、現在の会社に入る前は生コンクリートを圧送する別の建設会社に長く勤めており、そこでの評判が真面目だったため、紹介者を通じて入社してきたという。
しかし、そんな実直な男の様子が一変したのは、事件の約1週間前だった。
「彼は6月22日以降、会社に出社していません。本人から連絡が入って、『弟ががんで危篤状態になり、看病しなければならないので休ませてほしい』と言ってきたのが最後でした。それきり連絡が途絶えていたのです。
本当にいたって真面目な人だったので、何であんな悲しい事件が起きてしまったのか、私らもまったく理解ができず戸惑っています」(同前)













