女子中学生らが映画館で大暴走!

〈はたらく細胞見に行ったんだけど、上映中に隣の席の女子中学生らしき2人が「ここは家か?」ってくらい普通におしゃべりしていて、しまいには途中で「飲み物なくなったから買ってくる」と、ほぼ満席のシアターど真ん中の席から出て行って買って戻ってきた〉

当たり前だが、いまどきどこの映画館に行っても、「上映中はお静かにお願いします」とのマナーが上映前に呼びかけられている。どう考えても、この女子学生らの行為はマナー違反だろう。

ただ、この「お静かに」の度合いは人によって求めるレベルが大きく異なり、ちょっとした咳払いや、ポップコーンを食べる音などでも他人に気を使い、映画で大音量が流れたシーンに合わせてそれらをすますという人もいる一方で、コソコソ話程度ならOKと考えている人もいるから難しい。

映画館で電話をする男性(画像はイメージです/ Shutterstock)
映画館で電話をする男性(画像はイメージです/ Shutterstock)

SNSを見ると、上映中にうるさくしているのは若者だとの意見が多いが、中には、一人で来ていた高齢女性の“ひとり言”に困ってしまったという人もいた。

「2年前、都内のミニシアターに行ったときのことです。日本の料理をテーマにした映画を見ていたのですが、近くにすわった60代くらいの女性が、料理シーンのたびに『なるほどぉ』『えっ…!』『ああ、そうなの?』『おいしそぉ』『そんな風に…!』などと、小さな声ではあるのですがやたらとリアクションしていたのです。

おそらく本人は無意識なんだと思います。家でテレビを見るかのごとく映画を見ていたのでしょうね。劇場内は平日ということもあって空いており、おそらく女性の声が聞こえていたのは私だけ。注意することもできず、集中できなくて本当に残念でした」(30代会社員・女性)

SNSで話題になっている若者たちも、ほかの人の邪魔をしようと悪意があるわけではなく、家でテレビを見る感覚で映画館に来てしまっているのだろう。小さなころに親に映画館に連れてきてもらい、「上映中は静かにする」というしつけを教え込まれなかった人が、無意識で上映中に声を出してしまうのでは? と推測する声もある。