「家に変なおっさんがいるのは、かなわんわ」

結希君は3月23日朝、自宅で朝食後、約10キロ離れた小学校に登校するため優季容疑者の黒いセダンタイプの車に乗って家を出た後、行方不明になった。黒い車は学校のそばの防犯カメラに写っていたが、結希君の姿はなく、見た人もいない。優季容疑者は学校付近まで送ったと説明していたが、この時間帯に殺害し遺体を遺棄した可能性がある。

「この日は結希君の1学年上の6年生の卒業式があり正午ごろに下校することになっていたことから優季容疑者は結希君の実母になる妻を乗せて再び学校へ向かっています。学校前に停めた車の中で結希君が登校していないとの連絡を結希君の母が携帯電話で受け、直後の正午ごろ優季容疑者は110番しています」(地元記者)

情報提供が呼びかけられたビラ(撮影/集英社オンライン)
情報提供が呼びかけられたビラ(撮影/集英社オンライン)
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その後、優季容疑者は情報提供を呼び掛けるビラを配るなどして心配する姿を装った。だが、安達家のことを知る知人は「行方不明になった翌日には母親を除く家族は『旦那が怪しい』と思っていました」と話す。

結希君の母親と再婚して安達家に住んでいた優季容疑者は他の家族に挨拶もせず、結希君も「家に変なおっさんがいるのは、かなわんわ」と周囲に漏らすなど養父を嫌っていたとみられるからだ。(♯16

高校時代の優季容疑者(知人提供)
高校時代の優季容疑者(知人提供)

家族だけでなく、京都府警も失踪の3日後には黒い車の検証を行ない優季容疑者の関与を念頭に置いた捜査を本格化している。さらに府警が優季容疑者に目を向けた決定的な状況が明らかになった。

「失踪当日、『結希君が登校していない』と学校から母親に連絡が入る前に優季容疑者が自分の関係先に『子どもがいなくなった』と電話で伝えていたんです。“学校からの連絡で行方がわからないことを知った”と装うつもりだったようですが、その工作は最初から破綻していました」(地元記者)