騒音や渋滞、災害時のデメリットも

豪華できらびやかなイメージのタワマンにもデメリットはある。例えば、建物全体の荷重負担の軽減のため、軽い素材を利用するため、隣接する部屋からの生活音や話し声に加え、強風時の「風切り音」、駅直結マンションでは電車の音による騒音なども問題になる。

ドラマの題材やSNSの論争のタネにも度々上がる、タワマン高層階の住民が低層階の住民を見下すマウンティングや、管理組合のゴタゴタがある場合もあり、それなりの人付き合いは免れない。

細かい話かもしれないが、タワマンの場合、朝の出勤時などにエレベーターがなかなか来ずに行列ができて渋滞する、一旦エレベーターを乗り換える必要がある、更に、地下の駐車場まで行かないといけないなど、自分の部屋から外に出るまで、それこそ10分以上時間がかかったりする。駅至近なのに、実質徒歩15分だったりするのだ。これが毎日のことだと相当のストレスだ。

ターンテーブルのある立体駐車場(写真/PhotoAC)
ターンテーブルのある立体駐車場(写真/PhotoAC)

更に深刻なのは、地震や台風などで電力供給が途絶えることで、エレベーターやトイレなどが使えなくなり、ライフラインが止まってしまうリスクだ。2019年10月の台風による浸水で、川崎市・武蔵小杉のあるタワーマンションでは、電気も水道もエレベーターも使えなくなり、全て元に戻るまでに1ヵ月近くかかった。