「人が集まりすぎているのにチェックできる者が足りない」
東京7区の入江容疑者の問題に続き、なぜこのようなことが起きるのか。ある国民民主党関係者は党内の現状について話す。
「SNSなどで候補者の公募をかけまくって人が集まりすぎているのにチェックできる者が足りないということに尽きます。その結果今回のような投開票日直前に過去の粗相がわかって有権者に迷惑をかける事態が起きてしまった。ほかに党内の人間が紹介した場合は党本部の面接も受けていないで公認をもらった人も一部います」
また県連の関係者は
「公認候補は基本的には2か月に1回のペースで開かれる『役員会』で決めます。選挙間際で急ぐ時はオンラインで集まる形もあります。メンバーは国会議員や県議(いまは0)、市議ら。この10人が名前の挙がってきた候補を『公認するか、しないか』を各自の物差しで判断するわけですが、審査といっても事務局が身辺調査を完璧にやるわけじゃない。役員それぞれが、自分のルートで相手のことを調べてくる、っていうのがうちのスタイルです。
意見が割れても多数決で押し切るようなことまずせず『全会一致』が基本です。今回の西澤さんの件は『公募』で入ってきたのか、それとも有力者の『推薦』だったのかはわからない。でも、この10人の審査をすり抜けたか、誰かが背中を押したことは確かです」と話す。
西澤氏は自身のホームページや党のチラシで、2023年から元埼玉県知事の上田清司参議院議員の事務所で「公設秘書」を務めていたとアピールしてきた。西澤氏のポスターにも上田氏が顔写真付きで、
「データとファクトに基づく政策提案ができる西澤さとし君を私が推薦します」
とのメッセージを寄せている。上田氏には西澤氏が公設秘書を務めていたことが事実なのか、事実なら過去の経歴などを認識していたのか、について集英社オンラインは質問を送っており、回答があれば追記する。
衆院選で落選した候補者が逮捕されたことに続き、今度は除籍・公認取り消しした候補が当選してしまい、候補者が議席を返上する事態になった。国民民主党の候補者選びは根本から見直す必要がありそうだ。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班












