入江容疑者は党の聞き取りに「状況についてはよくわからない」

問題の逮捕容疑は、入江容疑者が知人のSNSマーケティング会社「BuzzSell」社長の菅原京香容疑者(25)に選挙スタッフ集めを頼み、菅原容疑者の会社のインターン学生らにビラ配りの報酬として1万円の日当を払ったというもの。

20日、別の1人を含む3人を逮捕した警視庁は3人の認否を明らかにしていない。

24日朝、会見した党東京都連の川合孝典会長と礒崎哲史・選対委員長(いずれも参議院議員)は、入江容疑者が接見した弁護士を通じ離党届を出したが23日付で除籍処分にしたと発表。川合、磯崎両氏は都連会長と選対委員長をそれぞれ辞任するという。

逮捕された入江容疑者(HPより)
逮捕された入江容疑者(HPより)
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今回の問題は「政治倫理に反し、党の名誉を傷つける行為」(川合氏)と判断し、最も重い処分にしたという。会見では「逮捕後に本人と話せていないのにどうして処分が決められるのか」との質問が出た。

川合氏は「党の処分、都連の処分というのは必ずしも刑事責任の正否とは直結するものではない」と回答。そこに礒崎氏が「補足する」と話を引き取り、入江容疑者の陣営関係者から菅原容疑者が警視庁の捜査対象になっているとの情報を事前に入手していたとう。

また礒崎氏は、

「その時点で入江さん本人と一度お話をした経緯があります。ただその時は入江さん本人もまだ警察が話を聞いてる状態ではなかったので、ご本人も『状況についてはよくわからない』ということだった。

今後何か動きがあれば密に連携取りましょうね、ということで一度その場は終わっていて。その後連絡を取ろうと思った段階では既に入江さんと連絡が取れない状況になっていた」

と説明。入江容疑者と会ったのは逮捕4日前の16日だといい、その時点で入江容疑者は『よくわからない』と、菅原容疑者にかけられた買収容疑に関知していないといった趣旨の説明をしていたことになる。同時に捜査情報が遅くとも逮捕4日前には入江容疑者を含む党関係者に入っていたということだ。

謝罪する国民民主党東京都連の川合孝典会長(中央)ら(国民民主党東京都連YouTubeより)
謝罪する国民民主党東京都連の川合孝典会長(中央)ら(国民民主党東京都連YouTubeより)

だが会見では当時の状況を詳しくただす記者もおらず、逮捕直前の党や入江容疑者の詳しい様子はわからないまま説明は終わった。