インフレになった理由1 円安ドル高

インフレになった原因といえば、まずは「円安」です。

これまたご存じの方がほとんどだと思いますが、「子どもに教える」ために整理しておきましょう。

日本の金利がずっと低いままなのに対して、アメリカの金利が大きく上がったため、世界のお金が「円よりドル」に流れました。

「日本の銀行にお金を預けておいても、全然増えない」

そう思った世界の投資機関や富裕層のマネーは、アメリカに預けられました。

つまりドルが多く買われて円が売られた結果、円安ドル高になったのです。

インフレになった理由1 円安ドル高(写真/shutterstock)
インフレになった理由1 円安ドル高(写真/shutterstock)
すべての画像を見る

「円安」になると、輸出に有利です。たとえば、1ドルが100円から150円の円安になった場合、1ドルで100円のモノしか買えなかったのが、150円のモノが買えるようになるからです。

日本のモノを輸出する際には、外国が「安いから買おう」となってくれるので有利になります。

ところが、逆に輸入する際には不利になります。

日本は、何をするにも海外からのモノに頼っていることが多い国です。必要な石油などのエネルギーも輸入に頼っていますし、食料自給率は国内生産の割合が6割程度にとどまり、ここ10年ほど変わっていません。

活動するのも、食べるのも、輸入なしでは立ちゆかないのです。

円安になると、海外から輸入していたモノが軒並み値上がりになるので、物価が上がり、インフレになります。