市場経済というゲームで、どんなプレイヤーになる?
圧倒的な前提として、資本主義というルールの中で生きている以上、「資本家」にならないと、お金持ちにはなれません。
資本主義のルールでは、「資本家」と「労働者」に分かれます。
資本家は、自分の資本を市場に投入します。
パン屋の例で言えば、資本金、小麦や塩、バターなどの原材料、工場や店舗などの会社設備、店員などの「資本」、つまり「商品を作って売る手段」をもっています。それを使って、どう生産してどう売り、利益をどうするかの「意思決定権」をもっているのです。
では、「労働者」はどうでしょう?
労働者にとっては、能力と時間をミックスした「労働力」を売るというのが、マネーを得るための唯一の選択肢です。
つまり市場経済において、意思決定権がない労働者とは、ちょっとイヤな言い方ですが、小麦やバター、塩と同じ「原材料」みたいな扱いです。
この状況を批判したのが、かの有名な19世紀のドイツの思想家、カール・マルクスです。
「資本主義社会の市場経済では、労働者は自分の労働力しかもたず、それを資本家に売らないと生活できない。表向きは『自由に働くかどうかを選べる』ことになっているが、実際には働かないと生きていけないので、これは本当の自由ではない」
「労働者が生み出した大きな価値の一部は資本家の利益になり、労働者は賃金として一部しかもらえない。この仕組みは『搾取』で、資本主義の根本的な矛盾だ!」
……とまあ、意訳するとこんな感じです。資本主義や市場経済についてのさまざまな議論がありますので、興味がある人はチェックしてみてください。
子どもに教えるなら、ざっくりとこの2つだけ伝えればいいでしょう。













