インフレになった理由3 人件費の上昇
これからは少子高齢化で、人口が減り、働き手が不足します。コンビニやスーパーの自動レジも、ファミレスの猫ちゃんロボットも、「人が足りない」からやむをえず、テクノロジーで補っているのです。
つまり、人件費はこれからますます上がっていきます。
ただでさえ数が少ない若い社員は、どの会社もつなぎ止めておきたい。しかし人件費をかなり抑えている会社だと、「それしかくれないなら、もっと高い給料の会社に行きます」と、若い人はあっさり転職してしまいます。
そこで給与を上げざるをえないのです。
そうなると、人件費がかさんで原価が上がり、モノやサービスの値段に転嫁したため、さらに物価が上がったのです。
会社員の初任給や大企業の給与はたしかに増えていますが、全体で見ればそれほど上がっているとは言えません。中小企業の多くは相変わらず人件費を抑えていますし、賃上げが期待できない非正規雇用者もたくさんいます。
そして、給料が上がる以上に物価が猛スピードで上がっている……つまり、「所得が上がっても、多くの人の暮らしは苦しい」のが現在です。













