自分は望まれない子どもだった
ひきこもり支援者の集まりで出会った縁野朝美さん(64=仮名)は25歳からひきこもっている息子(42)と2人暮らし。自身も3年間ひきこもった経験があるという。
「自分もひきこもったことで、息子の気持ちがわかりました」
あっけらかんと話す朝美さんだが、幼いころは今とは違い、大人の顔色を伺いながら目立たないように生きてきたそうだ。
厳しい祖母に抑圧され、人の顔色を見て育った60代女性。「自分の家族が欲しくて」21歳で結婚し2児の母になった。夫の両親の在宅介護などを経て介護職に就いたが、長男が25歳でひきこもってしまった。自身も職場でオーバーワークが続いて燃え尽きてしまい、ひきこもりに…。いったい何があったのか。(前後編の前編)
ひきこもり支援者の集まりで出会った縁野朝美さん(64=仮名)は25歳からひきこもっている息子(42)と2人暮らし。自身も3年間ひきこもった経験があるという。
「自分もひきこもったことで、息子の気持ちがわかりました」
あっけらかんと話す朝美さんだが、幼いころは今とは違い、大人の顔色を伺いながら目立たないように生きてきたそうだ。
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