「ながらスマホ」は罰金1万2000円
警視庁によると、青切符による取り締まりは“一定の違反行為”が対象で、警察官が違反を現認し、違反が認められた場合に反則金の手続きが進む。具体的には「信号無視」「一時不停止(止まれ無視)」「右側通行」「運転中のながらスマホ」「傘差し運転」「イヤホンの使用」などが挙げられている。
反則金の額は違反内容によって異なり、たとえば「傘差し運転」は5000円、「ながらスマホ」は1万2000円とされている。一方、危険性が高くないケースでは基本的に「指導警告」にとどめることもあるとしており、交通事故につながりかねない悪質・危険な違反については取り締まりを行なうなど、状況に応じた対応になることも示している。
この制度をめぐってはネット上でも、「ここまで規制するなら免許制度にするべき」「はじめのうちは、見せしめ含めてしっかり強めにやらんと、形骸化しちゃうよね。やると決まったならやりきってください」「個人的に罰金の額が安すぎる気がします」「もう自転車乗るのやめます」といったように、賛否さまざまな意見が出ている。
では実際、制度が始まったあと、街の空気はどのように変わるのか。自転車利用者は何に気をつければいいのか。元警察官・白バイ隊員で、現在は「フレスタ安全運転教習所」の代表を務める矢久保真氏に、現場感覚としての変化と、特に注意すべき行動を聞いた。
「これまで自転車の違反については、危険性が高くない限り『注意・指導』で終わるケースが多く、現場でも指導優先の空気がありました。そのため、青切符が導入されることで、指導・警告と切符処理の線引きは明確に意識されるようになると思います。ただし、その具体的な運用については、今後現場で詰められていく部分も多いと思います」(矢久保氏、以下同)
例えば、「違反行為により具体的な危険が生じている場合は切符処理」「違反はあるものの、直ちに危険が認められない場合は警告対応」といった判断が基本になると考えられるという。(これは従来と同じで、従来は赤切符で処理をしていた)
「すべてを一律に切符処理し、反則金を科す運用になるとは考えにくいのが現場感覚です」と矢久保氏は話す。













