紅白の常連になったちあきなおみ

まったく面識もなければ縁もなかった“ちあきなおみ”から、友川カズキが楽曲を依頼されたのは突然のことだった。それが1977年のことで、友川はそのとき大阪にいた。

「ちあきさん、その頃ステージでジャニスの曲も歌ってたのよ。だから、曲は意外とあっさり作れたの。ジャニスに曲書いてるような気分だったからね」

ちあきなおみはジャジーなポップスを歌うシンガーとして、『雨にぬれた慕情』で1969年にデビューした。

そして『四つのお願い』がヒットした翌年に、早くもNHK紅白歌合戦への出場を果たした。さらに1972年には『喝采』がレコード大賞に輝き、『劇場』『夜間飛行』といったヒット曲が続いて、紅白の常連になった。