〈後編〉

脳の疾患で倒れ、高次脳機能障害に

10年前に脳の疾患で倒れた青木駿さん(59=仮名)。手術後は記憶障害や言葉に詰まる失語症の症状に苦しみ、高次脳機能障害と診断された。

「言葉の取っかかりの部分を一生懸命探すんだけど、頭が真っ白になってしまい、なかなか出てこないことがあるんです。特に電話だと困っちゃうんですね」

今回、自身のひきこもり経験を話してくれた青木駿さん(59=仮名)
今回、自身のひきこもり経験を話してくれた青木駿さん(59=仮名)
すべての画像を見る

取材中も、青木さんに質問を投げかけると、毎回ではないが、答えが返ってくるまで数十秒から1分ほどかかることがあった。表情から懸命に考えているのはわかるのだが、仕事や電話だと相手に説明するのも大変だろう。