【実践④】健康管理を徹底する
平日だけでなく、休日も健康管理に気を配っています。
「健康的な食事」と「十分な睡眠」、「適度な運動」は、彼らのルーティンの一部になっており、これらを徹底することで、仕事中の高いエネルギーレベルを維持し、ストレスに強い身体を保つことを意識しています。
エグゼクティブの多くが、休日に軽い有酸素運動をしています。
ゆっくりとしたジョギングは、膝を傷めないだけでなく、糖尿病になるリスクを抑えたり、寿命が伸びるという医学的データもあります。
ジョギングは場所や時間を選ばず、道具も必要ないため、手軽な健康法として習慣化している人が多く見られました。
【実践⑤】良好な人間関係の維持
親しい友人や家族と一緒に過ごす時間を重要視しています。
人とのつながりや信頼関係、愛情を深める行動は、オキシトシンの分泌を促します。
オキシトシンは、「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」とも呼ばれ、脳内にオキシトシンが分泌されると、長く続く幸福感を得ることができます。
人間の脳は、達成感が得られるとドーパミン(快楽ホルモン)を分泌したり、軽い運動などによってセロトニン(リラックス・ホルモン)を分泌しますが、これらのホルモンは一時的なもので、長続きすることはありません。
世界の一流は、気心の知れた友人や家族と一緒に時間を過ごすことで、長期的な幸福感を手に入れているのです。
こうした考え方から、彼らエグゼクティブが目指しているのは、「ワーク・ライフ・ハーモニー」(仕事と生活の調和)の実現であることがわかります。