「㊙麗子フィギュア発売中!?の巻」(ジャンプ・コミックス105巻収録)
今回は、両さんが麗子フィギュア製作に向け、匠の技を披露するお話をお届けする。
『こち亀』の長い歴史のなかで、麗子フィギュアを題材としたエピソードは、何度も繰り返し描かれている。その歴史を追ってみると……。
①初のフィギュア化
両さんのアクションフィギュアの販促のため、麗子フィギュアを抱き合わせ販売!
なお、このお話をもとにした1/1麗子フィギュアは実際に制作され、1997年に浅草ROXニューオータニで開催された「こち亀大展覧会」で展示された。その後、『こち亀」作者・秋本治先生のアトリエに長らく飾られていたが、現在は3月に開館した「こち亀記念館」3階に展示されている。
(ジャンプ・コミックス第102巻収録「ついに出た!!アクションドールの巻」)
②リアル麗子から採寸
本作がこれ。麗子のボディから両さんが実際に採寸する。
③1/6サイズの麗子フィギュア
マニアのリクエストを受け、1/6サイズ麗子フィギュアと各種オプションを発売。「週刊少年ジャンプ」誌上では、麗子フィギュアの読者プレゼントが行われた。
(ジャンプ・コミックス第108巻収録「麗子ドール ついに完成!!の巻」)
④両津流麗子フィギュアカスタム
両さんが麗子フィギュアを、お下劣路線でカスタマイズ。
(ジャンプ・コミックス第123巻収録「炎の麗子争奪バトル!の巻」)
⑤麗子フィギュアがおまけに
分冊本の付録として麗子フィギュアが付属。
(ジャンプ・コミックス第164巻収録「分冊本大ブームの巻」)
⑥3Dデータを活用して究極の麗子立体化を実現!?
麗子の全身をスキャンして、究極のリアルフィギュア制作をめざす。
(ジャンプ・コミックス第192巻収録「3Dプリンタ時代の巻」)
といったところだ。
ちなみに現実の世界でも、単色非塗装の小さな樹脂製フィギュアから、前述の読者プレゼント用「アクションドール」、2001年の「スタイリッシュコレクション」、2002年の派出所ジオラマの付属品、2016年の「こち亀ギャルズ」と銘打ったセクシーなビキニ姿のもの、ほかにもコーラの景品やガシャポンなど、何種類もの麗子フィギュアが発売されてきた。
それでは次のページから、両さんが生み出す究極の麗子フィギュアをめぐる騒動をお楽しみください!!