「A子は複数回、体を触られたと聞いています」
木原被告の妻がA子さんの母親の話を聞いて練習に立ち合ったのはわずか数ヵ月の間とのことらしく、その後はまた木原被告1人が教室にいるようになった。そして再び犯行が繰り返されたという。
「奥さんは母親の話を信じてなかったのかもしれません。結果的にまた木原と2人だけになったタイミングでA子は複数回、体を触られたと聞いています。そのことを知った母親が激怒し木原になぜそのようなことをするのか、幼い子どもに興味があるのか問い詰めると、『すいません。興味があるんです。もう二度としません』と涙を流して謝罪をしたようです」(前出の親戚)
その後、A子さんの母親は警察に行き被害届を提出した。木原被告本人が否認をしていたこと、被害から時間が経ってしまっていたこと、そして証拠に乏しいこともあり、木原被告は書類送検されたのちに不起訴となっている。
「勇気を出して警察に行ったものの、木原当人が否認して結果的にはそれでおとがめなしだったというわけですから、本当に悔しかったでしょう。
結局、木原はA子さんのあとも気に入った女の子を見つけると『俺のあとについてこい』と言い、自分の近くにおいていました」
A子さんの親戚は新たな被害者が出てしまったことは残念で仕方がないが、木原被告が今回起訴されたことについてはホッとしたという。
「木原にはきちんと罪と被害者の苦しみと向き合ってほしいです。幼い子どもの心を傷つけ否認して逃げるような真似はしないでほしいと思っています」
取材班は卓球教室の運営サイドにA子に対する“事件”について取材を申し込んだが、回答は得られなかった。
好きな卓球を続けるために勇気を振り絞った少女の心を踏みにじった木原被告。法廷でいったい何を語るのか、初公判が待たれる。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班