中国語で“未来”を意味する卓球スクール
逮捕容疑は8月7日午後5時過ぎ、自身が講師を務める戸田市内の「WEILAI卓球スクール」で、教え子の母親の40代の女性に「マッサージ」と称して体を触るなどした疑い。
小西容疑者は女性に「今から見学に来られますか」と電話して教室に呼び出し、生徒たちが外でランニングをしている間、2人きりになった室内で犯行に及んだとみられ、「わいせつ目的ではなかった」と一部否認しているという。
犯行現場の同スクールは、現役を引退した妻の杏さんが2014年9月にオープン。中国語で未来を意味する「WEILAI」を冠したスクールは、初めて卓球に触れる幼な子から、トップアスリートを目指す選手までが通う卓球教室として地元でも知られた存在だった。
小西容疑者は現在もTリーグに所属してプロ選手として活躍するかたわら、同スクールでも講師を務めており、近隣に住む男性も驚きを隠せないようにこう語った。
「小西さんでしょ。何度も見たことありますよ。すれ違えば『こんにちは』と挨拶もされるし、いつもハキハキとして、表情もキリっとしていた印象があります。爽やかだけど熱心で厳しいコーチみたいに見えましたよ。
卓球教室ができたのは10年ほど前で、平日の朝はシニア層で、あとの時間は小、中学生の子供達が通ってきていました。小西さんご夫妻と、小学生の娘さんもいつも卓球教室に顔を出していました」
事件については、知人からのLINEで知ったという。
「珍しくLINEが鳴り止まないと思ったら『卓球教室の小西さん逮捕されたってニュースやってるよ』というメッセージがたくさん知人から入ってたんですよ。深い交流はなくても、卓球界の有名な夫婦が卓球教室をやっているというのはいろんな人が知っていましたから。事件については、何かの間違いではないかと思うぐらい、そんなことはしそうには見えない方でした。
昔は教室の窓にカーテンがかかってなくて、外から練習風景が見えたんですよ。でも若い女性のコーチが短パンで卓球する姿を近所のおじさんたちが見に来るようになって、悩んだ奥さんがその対策でカーテンを引くようになったんです。そんなこともあったし、奥さんも娘さんも来る練習場で小西さんがそんなことするのかなってちょっと思いますね……」