罪名は不同意性交、性的姿態等撮影、児童売春、強制性行

初公判で審理されたのは、昨年10月から12月にかけて当時5~6歳だった女児3人に対しての犯行で、起訴罪名は不同意性交、性的姿態等撮影、児童売春、強制性交の4つに及ぶ。起訴状などによると長田被告は2年前の4月から同保育園に勤務するようになり、担任のクラスを持つことはなく、保育業務の補助が仕事の内容だった。そこで自身が担当する昼寝の見守りを悪用し、卑劣な犯行を重ねていた。

昨年10月6日午後2時ごろから昼寝の見守りをしていた長田被告は同2時半ごろ、保育園3階のトイレでBちゃんにバンダナで目隠ししたうえでわいせつ行為に及び、園から貸与されていた携帯電話でその模様を撮影。

10月10日同時刻ごろ、今度はAちゃんを3階の押し入れに呼び出してバンダナで目隠しし、同様にわいせつ行為と動画撮影を行なった。

12月28日には午後1時20分ごろから昼寝の見守りを一人で行ない、起きていたCちゃんに壊れていたおもちゃのプラレールの部品のありかを尋ねるふりをして3階の押し入れに呼び出し、バンダナで目隠ししてわいせつ行為をした。長田被告はこの際、Cちゃんに口止めをしていたが、帰宅したCちゃんが母親に相談したことから事件が発覚、余罪がボロボロと露わになっていった。

「長田被告は、この私立保育園以前の勤務先だった板橋区内の保育園でも夕方からはじまる『延長保育』の時間帯に、空き教室などで同様の犯行に及んできた。警察から疑いがかかった際には動画を全て削除しており、捜査を逃れようともした」(社会部記者)