便乗と言われても大谷さんをお祝いするケーキを作りたかった
白と青のツートンカラーのハート型のケーキがSNSの「X」に踊っていた。アップしたのは新潟県村上市の「パティスリーマルヤ」6代目店主の遠山浩司(47)さん。青はもちろん、大谷選手が今季、エンゼルスから活躍の場を移したドジャースのチームカラーでもある「ドジャーブルー」だ。
ケーキの名前もずばり「大谷さんご結婚おめでとうございます便乗スペシャルエディション」。理由をたずねると遠山さんは「名前のとおり完全に便乗ですよ(笑)」と破顔一笑した。
「どうせ後から『便乗だろ』とか言われるだろうから、それなら最初から、と命名しました。売れ行きは順調ですよ。8コ用意してたんですけど、朝10時にオープンしてから、事前にXでチェックしてた人が『これこれ！』と買いに来てくれて、お昼ごろには完売しました。
もちろん商売人なので、『ここでちょっと便乗しとけば話題になるかも...』という思いはありつつ、自分も学生時代は野球部で、大谷さんは日本の大スターですから、純粋にお祝いしたいという気持ちのほうが大きかった。
それこそ女性に生まれ変わったら『大谷の嫁さんになりたい』って思うほどファンですから、たとえ便乗と言われても大谷さんをお祝いするケーキを作りたかったんです」
それにしても、材料の準備も含めて準備がよすぎるのでは。
「実はこれ、もともとウチで出している『たまふゆゆ』という商品で...。今週末に行なわれるJリーグの新潟アルビレックスVSガンバ大阪に向けて、それぞれのチームカラーに合わせたオレンジ色と青色の『たまふゆゆ』を大量に作っていたので、それを流用して青白のケーキにしたんです(笑)。
だから正直なところ、これを昨日思いついたときには『オレって天才かも』と思いましたよ。もともとウチでは、お客さんの推しカラー買いに対応していて、現在では9種類の『たまふゆゆ』のカラーを展開しています。
これまでKing & Princeの神宮寺くんファンに向けたターコイズブルーの『たまふゆゆ』も作ってきましたし、今さら『便乗だろ』とか言われても、なにも気にすることはないですね。とりあえず大谷さんおめでとう！ という気持ちで一杯です」
