アジトの割り出しはたった数日でおこなわれた

「意味がわからない。大犯罪者みたい」
「インターポール(ICPO=国際刑事警察機構)なんてルパン三世でしか聞いたことない」

3月15日、参院議員を除名になったガーシー容疑者は翌16日、ドバイからこうSNSで発信していたが、今回、そのインターポールの活躍によりドバイ当局が重い腰をあげたという。

笑みを見せるガーシー容疑者(写真/共同通信社)
笑みを見せるガーシー容疑者(写真/共同通信社)
すべての画像を見る

「5月の下旬に警察庁幹部がドバイに渡り、UAE当局にガーシーの身柄引き渡しを働きかけた。この数日後、国際手配の種別が所在確認を求める青札(青手配)から、身柄拘束を求める赤札(赤手配)に切り替わった。その後、滞在先の“アジト”を割り出し、食事に出かけようとしたガーシーを見つけ、連行した。

ICPOとしても青札と赤札では、意味合いがまったく違う。ルパン三世の銭形警部ではないですが、ICPOの本気度が変わったと言えます。ちなみに現在、赤手配されている手配犯の多くは殺人事件などの凶悪事件にかかわった逃亡者。これは人づてに聞いた話ですが、ガーシーのアジト割り出しはたった数日でおこなわれ、10人ほどの私服の男たちがガーシーを捕まえたようです」(中東在住のジャーナリスト)

空港でガーシー容疑者を一目見ようとする人々
空港でガーシー容疑者を一目見ようとする人々

これまで、外務省の旅券返納命令に応じず、パスポートが失効しても「UAEで10年間の滞在が認められるゴールデンビザを取得している」と弁明するなどして、決して帰国しなかったガーシー容疑者。ドバイでの生活ぶりを知人が語る。