家庭用サウナ持ち込み、年金未納に、「モウショウ」発言

元衆院議員の男性になりすまし、「旧統一教会の式典で元衆議院議員として偉大なる韓鶴子様に韓日トンネルへの賛意と、祝辞を述べさせていただきました!」とのビラを選挙区に配布したのは、当時維新で現職の福岡市議だった堀本和歌子氏。

堀本和歌子氏。4月の福岡市議選挙ではまさかの再出馬だったが敗戦した(本人facebookより)
堀本和歌子氏。4月の福岡市議選挙ではまさかの再出馬だったが敗戦した(本人facebookより)

謝罪会見では、情感たっぷりに「旧統一教会の献金問題で自殺や二世の被害者の方たちが多数いることに、私はすごく、心が痛くなったんです」と鼻をすすったが、「今になってちゃんと理解して、『モウショウ』しているところです」と、「猛省」を読み間違え、記者らを唖然とさせた。

現在は政治家女子48党副党首の丸山穂高氏(本人facebookより)
現在は政治家女子48党副党首の丸山穂高氏(本人facebookより)

ほかにも、当時衆院議員だった丸山穂高氏が、北方領土問題をめぐって「戦争をしないとどうしようもなくないか」と発言したり、大阪府池田市の市長が市役所に家庭用サウナを持ち込んだり、中条きよし参院議員が年金を35年間納めていないことが発覚したりと、不祥事は枚挙にいとまがない。

度重なる失敗に
立憲は「本性が出てきている」

一方、野党第一党の座を維新に奪われる危機に瀕している立憲民主党。このところ、泉健太代表が次期衆院選で150議席を獲得できなければ辞任する考えを示し、Twitterで「覚悟と決意を示した」と投稿したことに、蓮舫参院議員が「こういう弁明はどうなのか」と反発。

それに対し泉氏が「なぜ、こんな投稿をTwitterでされるのですか?やめませんか」とつぶやき、その後削除するなど混乱が続く。

蓮舫議員(本人facebookより)
蓮舫議員(本人facebookより)

党内からは「ただでさえ厳しい選挙で、さらに逆風がふく。でも、維新のスキャンダルがどんどん出れば、有権者も維新になびかなくなるのでは」との声も漏れる。

写真/shutterstock
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逆に維新は上げ潮ムードだが、これ以上、「問題議員」が相次ぐようだと、野党第一党の座は遠のくばかり。

サミット後にあるとの見方が強まっている次期衆院選で、決着がつく。


取材・文/集英社オンラインニュース班