セックスに関する知識は
友達とのお喋りで得た情報だけ

IMALUさんが「ぜひやりたい」と思ったのには理由がある。

「まず私たちはほとんど性教育を受けていなくて、生理の話はしてもセックスに関することは、友達同士のお喋りの中での情報でしか知らない。

私が3年間住んでいたカナダの学校でも、LGBTQなどについてみんなで話し合うクラブ活動のようなものは設けられていましたが、実際授業で受けることはなかなかない。

番組では性教育の先進国にその国の性の話を聞くコーナーを設けたり様々なセクシャリティのスペシャリストとゲストトークしたりと、学べることが多いと思ったからです」

さらに、30代になってから周囲からの様々な結婚や出産へのプレッシャーもあり、それらに対して自分なりに向き合いたかったからだともいう。

「30代になってから周囲に『いつ結婚するの?』『子どもは作るの?』と質問されるようになって、すごくプレッシャーを感じて嫌だったんです。

自分はまだほしくはないけど、出産適齢期的なものもあるだろうから、この番組を通して様々なことを学んだり考えて、ただ無知のままでいるのではなく、まずは自分の体の仕組みについて知りたいと思いました」

今回お邪魔した収録現場では、医師へのインタビューによる性感染症に関する情報発信と、生理に関するリスナーのメッセージ、そしてサニタリー商品の紹介が行われた。

IMALUさん本人もサニタリー商品にはかなり“救われた”と言う。

「私は10代で初潮を迎えてから経血の量は多めでした。それと私の場合はストレスを感じた月は遅れがちになったりして、自分の精神状態が生理周期にかなり影響を与えることが多いんですね。

だから、20代の時は仕事の時に“今日来るかな?”って思いながら一応ナプキンを1日中つけていたんですが、それがハズレたりするとナプキンを無駄にしてしまう。

そうして無駄にしてしまうのもストレスだったし、いつ来るかわからないコントロールのできなさもストレスでした。でもそんな時に吸水ショーツに出会って生理期間との付き合い方が劇的に変わって、救われたんですよね」

あのウーマナイザーがスポンサーのラジオ番組に、IMALUがDJとして就任!「“性教育”から滲み出る、謎の話しづらい空気を変えたい」_2

また、人間関係によって受けるストレスも「20代の時はそのままストレスを受け入れてしまってたけど、30代になってからは受け流せるようになってきた」とIMALUさん。

だんだん「人は人、私は私、と思えるようになった」と言う。
そして番組ではIMALUさんも救われたという吸水ショーツも紹介。こういった情報発信によって「一人でも多くの女性のQOLが上がることを願いたい」と語る。