【箱根駅伝】帝京大が6年ぶりにシード校から陥落。「チームはいい状況だったが…」と中野孝行監督。来年の出場にも危機感を持つ_1
帝京大9区の末次海斗(左)とアンカーの日高拓夢
すべての画像を見る

験担ぎの靴の効果も虚しく…「本当に難しい」

帝京大は、箱根駅伝で前回(2022年)まで5年連続でシード権を獲得しており、すっかりシード校に定着していた。

ちなみに、5年連続というのは、前回までの継続中の大学では東洋大の17年、青山学院大の13年に次ぐ長さだった。

歴代の優勝校や強豪校といわれる大学でも、一つミスがあれば予選会に回ってしまう昨今の大学駅伝界において、連続してシード権を獲得することがいかに難しいことか……。荒波を乗り越えて、これまで帝京大はシード権を守り続けてきた。

しかし、今回の箱根は13位に終わり、6年ぶりにシード校から陥落した。

「今回は本当にシード権を獲る難しさを感じました。今日履いている靴は、連続シードの1回目のときに履いていた靴で、験を担いで箱根のときにだけ履いていたんですけどね……」

中野孝行監督には、大事に履いている特別なシューズがあった。箱根駅伝が終わると、翌年に備えて靴箱にしまっていたが、来年も履くかどうかは決めかねている。