後編の記事はこちら

事件を担当した記者が当時を振り返る

上田美由紀死刑囚が死んだ。2009年に発覚した鳥取県の連続不審死事件の犯人として死刑が確定し、執行を待つ広島拘置所で食事を喉に詰まらせ、窒息死した。

「美由紀と出会って本当の愛を知った」獄中死した上田美由紀死刑囚はなぜ地元新聞記者を虜にできたのか。スナックで2~3度ついたら男女の関係を許す驚きの寝技。“毒婦”木嶋佳苗との不思議な共通点と類似点_1
獄中死した上田美由紀死刑囚
すべての画像を見る

14年近くも囚われ、49歳になっていた彼女に訪れた突然の最期の姿というのが、頭の中で像を結ばない。そして、自らの欲望を満たすために、ブルドーザーのように地面ごと獲物をこそげ取っていくようなえげつない手法に戦慄した感覚が、当時の取材メモを読み返すうちに蘇ってきた。