室温40度、湿度70%の空間で、白衣と帽子、マスクをつけて調理
容量140リットルの釜が5つ、7キロ分のお米を炊ける炊飯器が7台、一気に大量の揚げ物を揚げられるフライヤーが1台……。給食調理室では、同時にいくつもの釜や炊飯器を動かすので、湿度は高く、火の近くは特に暑い。
首都圏の中学校で調理員として働く小松優子さん(仮名、40代)は、そんな調理室で8年間ほど勤務している。エアコンはなく、仕事柄、白衣と帽子、マスクの着用は必須だ。ここ数年は特に暑さにまいっているという。
「火の元から5メートルくらい離れたところにある温度計でも、夏は40度近くになることはざらです。火にもっと近いところなら、42~43度くらいにはなっていると思います。換気扇から入ってくる空気も暑いし、湿度は70%くらいだし、まるでサウナ状態です」(小松さん)
こまめに水分補給をしたり、塩あめをなめたりと暑さ対策はしているが、それでも頭痛などの体調不良に陥ったことも何度かある。なかには熱中症とみられる症状で救急搬送された調理員もいるという。
「下ごしらえを終えてから、釜や炊飯器を使った調理にあたる時間は1日に2時間ほど。調理員の命にも関わりますし、給食室を出てから子どもたちが食べるまでの間に、給食を一時的に置いておく場所も含めて暑いので、衛生面も心配になります」(同)













