海外売春を行なう日本人女性が急増

いま、日本から“売春目的”で海外へ渡航するケースは確実に増えているそうだ。その現場で働く女性たちはどのような状況に置かれているのか。

マナミさんも働いていたシドニーの売春宿で、10年以上受付業務をしていた女性・Aさんが証言する。

「私は10年以上前にワーキングホリデーでシドニーへ移住し、売春宿で受付業務をしていました。オーナーからは20年以上続く店だと聞いていました。

かつての日本人女性は“留学ついで”に応募してきたり、AVプロダクション経由で現役のセクシー女優が来たり、日本のソープランドで働いていたベテランが短期間働く程度でした。

ところがコロナ禍が明けてから、若い女の子が一気に増えたんです。みんなエージェントやスカウト経由で来ているようでしたが、働く理由がそれまでとはまったく違いました」(Aさん)

シドニーの売春宿で受付として働いていた女性
シドニーの売春宿で受付として働いていた女性

Aさんによれば、コロナ禍以前の女性たちは「留学資金」「生活費」「貯金」など、自分自身のために稼ぐことが目的だった。

しかし、コロナ禍以降はマナミさんのようにホストへ貢ぐために渡航する若い女性が目立つようになったという。

「日本にホストクラブがあることは知っていましたが、“ホス狂”という言葉は知りませんでした。

でも今でも忘れられない子がいるんです。若い女の子で、『彼氏がいて来年結婚する予定』と言っていました。

私が『結婚するのになんでこんな店で働くの?』と聞くと、『お金が必要だから』と答える。

その子は毎月必ず月末に日本へ帰国し、月初にまたお店に戻ってきました。

不思議に思っていたら別の女の子が『あの子、ホス狂ですよ。締め日に合わせて稼いだお金を全部ホストに使っているんです』と教えてくれて……。

その時初めて“ホス狂”という存在を知りました」(Aさん)

その後、その女性はロサンゼルスの“置屋”へ移ったという。

5月12日に逮捕されたホスト・伊良波幸広容疑者
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コロナ禍後、Aさんの店には“ホス狂”と思われる日本人女性が延べ200人近く訪れたという。

「『できるだけお金を使いたくない』と言って生のニンジンをかじっている子もいました。暇さえあれば稼いだ札束を眺めている子もいましたね。

その子は現金入りの封筒を開けたままスーツケースの上に置いて接客へ行き、『お金が盗まれた!』と騒ぎ出したこともありました。

ほかにも他人のお弁当を盗み食いする子や、2人部屋で競うようにリストカットして『切っちゃった』と見せてくる子もいました。本当にさまざまでした」(Aさん)

Aさんによると、受付業務だけでなく女性たちの相談相手になることも仕事の一つだった。

「接客後に泣きながら部屋から出てくる子もいました。理由を聞くと『顔中をベロベロなめられた』『髪を濡らされた』と言うんです。

日本人の女の子はハードなプレイには耐えられても、生理的に嫌な行為には弱い子が多い印象でした。中には耐えられず『もう死にたい』と口にする子もいました」(Aさん)