不登校率が2年連続過去最多に
授業も最後のほうになったときのことです。子どもが言いました。
「練習問題を解きましょう」
これに対して、男の担任の先生がこう発言したのです。
「さあ〜練習問題、教科書のどこにあるのかな〜」
冗談でボケたつもりでした。しかし、真面目な印象の学習リーダーの子が台本を見ながらすかさずこう答えました。
「先生、97ページの5番です」
まるで「あなたが作った台本でしょう?」とでも言わんばかりに。
おそらくその男性の先生も、参観者がいる教室の異様な空気をプレッシャーに感じたのだと思います。たまらず一息入れようとしたら、それが〝だだっスベり〟してしまったのです。
この光景に、私は少し気分が悪くなってしまいました。その後に予定されていた協議会をキャンセル。いったん外の空気を吸うことにしました。
私が欠席したその協議会でも、先のPTAでの意見と同様、
「子どもたちのためになっていないでしょう!」
真っ先にそう意見を述べた教員が、怒って机をたたいて席を立ったそうです。
近い考えの方がいらしたことはある意味、幸いでした。結果的には、このふたつの小学校で、それぞれ保護者と教員の中に「セルフ授業」を見て、これはおかしいと断じた方がいたのでした。
なお、このふたつの小学校の現場の先生方は、日々セルフ授業の準備のために夜遅くまで作業を続けているそうです。「ここで、このセリフを」といった〝台本作り〟をやっているのです。
同県の別の町の学校に行った際には「初任のころからこれが当たり前だと思っているし、教育委員会の指示だから言われるとおりやっている」という話を聞きました。先生が授業中に何もしないのが素晴らしく、子どもたちの主体性を育てるものであると。
教育委員会側が考える、望ましい子どもの型にはまっているかどうか―。はまっていなければマイナス。この点で子どもたちを評価する「減点法」の考え方でもあります。













