アルコール依存症の両親が毎晩のように喧嘩
「家は地獄でしたね。正直、どこかに逃げられたらよかったけど、子どもなんで逃げる場所も知らないし」
その穏やかな口調とは裏腹に、ケイさん(46)が育った環境は過酷だ。病院勤めだった父親と専業主婦の母親はアルコール依存症で、毎晩、焼酎を流し込むように飲んでいたという。
「2人とも精神的に弱くて、人生の生きづらさを忘れたいからお酒を飲むという感じです。特に母親は被害妄想の塊みたいなところがあって、飲んでいる間中、愚痴を言うんですね。誰々がどうした、あの人は嫌いだとか。
父親は寡黙だけど結構、亭主関白なタイプで、母親に『お前が悪いんだ』とか言って手を出す。母親も勝ち気な人なので反撃するから、殴り合い、物の投げ合いになる。夫婦喧嘩が始まると危ないんで、俺と兄は別の部屋に逃げ出して。そんなことが日常茶飯事で、恐怖でしたよ」













