和田アキ子でもう一度当てるつもり?
こうして並べてみると、これまでの流れにはわりとはっきりした傾向がある。長寿番組のあとの新番組は、少し時間帯が遅くなって、規模もコンパクトになって、内容もトーク中心になることが多い。大御所に、少し肩の力を抜いてやってもらう番組、という感じだ。
でも、今回の『アッコとジャンボ』はそこが少し違う。深夜に移るところまでは同じでも、内容は街ブラロケだ。しかも相方は、同世代のベテランではなく、現在のバラエティの一線で売り出し中のジャンボたかお。
功労者に対する、ある種の“年金”や“天下り先”にも見えるような、落ち着いたごほうび番組というより、もう一回何かを当てにいこうとしている感じがある。
もちろん、「絶対に大ヒットさせるぞ」というほどではないだろう。そこまで気負った企画には見えない。ただ少なくとも、「とりあえず枠だけ用意しました」ではなさそうだ。ロケに出て、旬の芸人と組ませて、深夜でも少しでも話題になればという狙いを感じる。
実際、ネットでは否定的な声もかなり多い。「まだ需要あるの?」「なんでそこまで和田アキ子を使うの?」「年齢や体調を考えると、あまり働かせないほうがいいのでは」といった反応は目立っている。番組内容そのものより、「なぜここまでして新番組を用意するのか」に引っかかっている人が多い印象だ。
一方で、「この組み合わせ、意味わからなすぎて逆に見たくなる」「深夜ならちょうどいいカオス感かも」といった声もある。嫌われているだけではなく、妙な引っかかり方をしているのも確かだ。和田アキ子とジャンボたかお、という並びそのものが、ちょっとしたフックになっている。
これまでは、長寿番組を終えた大御所に新しい枠を与える時、どこか“おつかれさまでした”の意味合いも見えた。でも今は、テレビ局にもそんな余裕はあまりない。深夜でも、低予算でも、少しでも見られる形にしないと意味がない。大御所を残すにしても、ただ残すだけでは済まないのだ。

















