「タイトルに納得がいかなかった」大ヒット曲誕生の裏に隠されていたある不満
そうしてようやく19歳でデビューをつかんだ愛内。2000年3月にシングル『Close To Your Heart』をリリース。それから同年10月には、『恋はスリル、ショック、サスペンス』がリリースとなった。
この曲を機に、愛内里菜の名は広く世間に知れ渡ったわけだが、愛内自身にはある不満があったという。
「私の楽曲はそれまでタイトルは英語にこだわっていたんです。自分のやりたい、魅せたいイメージだと英語のタイトルのほうがカッコいいと思っていたので。
でもプロデューサーの方からは、“英語のタイトルじゃメッセージが伝わらないよ!”って言われて、タイトルにもっとキャッチーさを加えることになって、カタカナを使ったという経緯があります。
当時の私は自分の歌手としてのイメージを考えましたし、こだわりも強かったので、“ちょっとダサいんじゃないかな”って心配になっていました。当時は友だちにも自信を持ってこの曲を紹介することができなくて……(笑)」
しかし結果的に、この楽曲は彼女初のオリコンチャートTOP10入りを果たし、大成功となったわけだが、愛内はこの時の心境についてこう語る。
「自分がカッコいいと思っているものと、世間が広く受け入れてくれるものって違うんだって、その時初めて強く実感したんです。
プロデュースしてもらう意味もよく理解しましたし、メジャーでやっていく上では、自分の価値観だけが必ずしも正解じゃないんだと痛感した記憶がありますね」














