「『マーガレット』はさまざまなチャレンジができる雑誌」
Q.1 「マーガレット」「別冊マーガレット」が60周年を迎えます。長く「りぼん」で描いてこられた後、『風男塾物語』『猫と私の金曜日』『悪魔にChic×Hack』と3作を「マーガレット」で連載してみて、どのような雑誌だと感じましたか?
2週間に1度の発売というのは、とてもタイトで息つく暇もなかったのですが、私には合っていました。多少大袈裟な展開にしても、2週間なら読者さんもついてきてくださる方が多いので、さまざまなチャレンジもできる雑誌でした。
Q.2 『猫と私の金曜日』連載開始すぐの頃、「(マーガレット掲載作は)どの作品もこちらに向かってくるような迫力がある。私のマンガはおとなしいんですよね」とおっしゃっていて、種村先生の漫画には迫力があると思っていたので驚きました。今もそう思っていますか?
迫力…はやっぱりあまりないかなと思います。それでも「迫力がある」と世間に思っていただけているなら、この感覚のずれはこのままにしておきたいですね。迫力に飢えたままで向上していきたいので。
Q.3 大人の女性向け月刊誌「メロディ」(白泉社)で『31☆アイドリーム』を連載していく中で、あらためて「マーガレット」という雑誌について気づいたことなどあればお教えください。
やっぱり「マーガレット」では早く続きが読めるのが大きいですよね。そのかわり画面のクオリティにはどうしても締め切りとの兼ね合いが出てしまいますが、作家個人の向き不向きの問題になってくるかなと。