avexやモー娘。のオーディションにも応募……愛内里菜のデビュー秘話

幼少期から歌うことが好きだったという愛内は、親友に歌声を褒められたことがきっかけで、本格的に歌手を志すようになった。

「いまも私のライブの手伝いなどサポートしてくれている親友がいるんですが、その子が『里菜の歌声は聴いていてすごく安心する』って言ってくれて。なんか“歌が上手い”よりも“声に安心感がある”って言われたのが嬉しかったんです。

そこから、歌うことを趣味だけにとどめずに、もっと自分の歌声をたくさんの人に届けてみたいなって自然と思わされました」

愛内里菜さん
愛内里菜さん
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当時はSPEEDや安室奈美恵、モーニング娘。など、10代から第一線で活躍するグループや歌手が多かった。そんななか10代も終わりに差し掛かろうとしていた愛内は、デビューに対して焦りを感じていたという。

「10代のうちにデビューしたくて、とにかくいろんな事務所にデモテープを送りまくっていましたね。avexや、安室奈美恵さんがいた事務所も受けましたし、モーニング娘。のオーディションも受けました。

ただ当時はグループでのデビューが多かったこともあり、私が希望していたソロでのデビューを叶えてくれる事務所がなかなか見つからなくて……。

私、グループ活動は絶対自分に向いてない自信があって、無理だって思っていたんですよ(笑)。10代の時に女子校で過ごしてきて、女子同士のいざこざはひと通り体験してきていたので、自分には同性との集団行動が合わないなっていう苦手意識がありました。

あとは、自分のやりたい音楽の形がハッキリとあったので、絶対ソロでデビューしたいというこだわりがありました」

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そうしてやっと18歳で事務所に入り、ソロのアーティストとしてデビューする流れに。しかし、それまでまともに作詞や作曲活動をしたことがなかった愛内は、シンガーソングライターとしての基礎をゼロから学んでいったという。

「当時所属した事務所から、“ソロでデビューするなら作詞か作曲はできないとデビューさせられないから、どちらか選びなさい”と言われていました。どちらも経験がなかったのですが、作詞の方がまだできそうだなと思って作詞をすることに。

やり方なんてまったくわからなかったので、最初はとりあえず半年間くらい毎日日記をつけていました。日記帳のなかに書き溜めた言葉を少しずつ曲の中に詰め込んでいくみたいな作業をしていましたね。

ときには、事務所のスタッフの方たちなどに、作詞のレッスンの時間をもうけていただくこともありました。作詞ができなきゃデビューもできないという状況だったので日々必死でした」