シェアハウスでも“いい子の仮面”は外せず

33歳で2度目のひきこもりを脱したケイさん(46)が、ネットで調べて身を寄せたのは、ある自助団体のシェアハウスだ。

「アルバイトが続かなかったことで、コミュニケーションの問題があることは自分でも自覚していたので、共同生活で他人との受け答えも学べるかなと。費用は親が出してくれました。俺の学費は一切払ってないので、いいよって」

ひきこもり経験を語ってくれたケイさん
ひきこもり経験を語ってくれたケイさん
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シェアハウスでは毎日日記を書いて、他の入居者やスタッフと話をする時間がある。だが、そこでも“いい子の仮面”は外せなかった。

「本当に思っていることは日記に一切書かず、上っ面のいいことばっかり書いていました。向こうの望む答えを書くっていう。子どものころから処世術としてやっているので、仮面をつけているっていう自覚がないんです」