入院生活で人生をやり直す
アトピーの治療のために通院した帰り道に転倒し、救急車で病院に運ばれた野口哲也さん(52=仮名)。
長いひきこもり生活で、初めて「やべえ!」と感じた瞬間だった。
「左膝蓋骨骨折」と診断され、搬送翌日に手術し、入院生活が始まった。担当の理学療法士はまだ若い青年。1日1時間のリハビリが終了する間際には、無邪気にこんなことを言う。
幼いころから自分を抑圧し続け、アトピー性皮膚炎が悪化した自分の姿を受け入れられずに24年近くひきこった52歳の野口哲也さん(仮名)。「自分は何の役にも立たないゴミ」だと感じ、将来を考えることすら放棄していた。45歳のとき、思い切って小さな一歩を踏み出したことで、人生は思わぬ方向に向かう――。(前後編の後編)
アトピーの治療のために通院した帰り道に転倒し、救急車で病院に運ばれた野口哲也さん(52=仮名)。
長いひきこもり生活で、初めて「やべえ!」と感じた瞬間だった。
「左膝蓋骨骨折」と診断され、搬送翌日に手術し、入院生活が始まった。担当の理学療法士はまだ若い青年。1日1時間のリハビリが終了する間際には、無邪気にこんなことを言う。
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