何のために本質観取を行うのか
本質観取は、フッサールという哲学者が、それまでの哲学者たちの思考のリレーを受けて、生涯をかけて考え抜いた思考の原理です。
何のために本質観取を行うのか?
それは、価値観も、考え方も、文化も、宗教も異なる多様な人たちが、それでもなお、暴力によってではなく、対話によって共に生きていくためです。
本質観取は、哲学のまさに本質です。私たち人類が、共に〝よりよく生きる〞ための思考と対話のアート(技芸)、それが本質観取なのです。
まずは、やってみましょう。さまざまな現場で、すでに本質観取の輪が広がりつつあります。
本記事がそのさらなる展開の一助になるなら、これほど嬉しいことはありません。
本質観取の教科書 みんなの納得を生み出す対話
苫野 一徳、岩内 章太郎、稲垣 みどり
2025年11月17日
1,056円(税込)
新書判/256ページ
ISBN: 978-4-08-721389-8
自分とは異なる立場や考えの人と、いかに対話し、合意形成していけばよいのか分からない。
それどころか、深刻な信念対立を目の当たりにし、対話への希望を失ってしまう。そんな人は多いのではないだろうか。
本書は、「本質観取」と呼ばれる哲学の思考法・対話法を、誰もが実践できるようになるための入門書である。
分断をのりこえ、民主主義を成熟させるための対話の極意とは?
実践で活用できるワークシートや、ファシリテーションのコツなども収録。
社会学者 橋爪大三郎氏
とにかくわかりやすくて面白い。実例が豊富なので、
本質観取の哲学対話が、これで誰でもすぐできる。
独立研究者・著作家 山口周氏
対話を通じて、多様な他者と相互承認・共通了解へと至る「本質観取」の方法は、
多数の関係者を束ねるビジネスリーダーにこそ求められます。