「コセムー」も「カツ」も戸塚市内に住むサッカー経験者
一連の事件をめぐっては、変態教師グループの逮捕は4人目で、うち2人が神奈川県の教員だ。愛知県警は6月24日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影など)容疑で横浜市立本郷台小教員の小瀬村史也(37)=横浜市戸塚区吉田町=を逮捕している。その後、起訴され、8月には不同意わいせつの罪などで追起訴されている。
小瀬村被告の横顔を勤務先の保護者が語る。
「『コセムー』と一部の生徒から裏で呼ばれ、PTAの広報誌には趣味はEテレ、子どもの頃から夢は小学校の先生と書いていました」
また小瀬村を知る知人が言う。
「小瀬村は10年前に社会人のフットサルチームに所属してました。コセと呼ばれ、試合でもゴールをバンバン決めていたし、昔からサッカーをやっていたと聞きましたよ。どうやら神奈川県内の進学校出身で、中高はサッカー部に所属していたそうです」
“コセムー”と同じく戸塚市内に住む“カツ”こと石川容疑者もサッカー経験者なのは偶然だろうが、石川容疑者のSNSからは学生時代にサッカーに熱中していた投稿がされていた。
〈今日で高校サッカー終わり。試合は満足できなかったけど、この3年間には満足!
みんないいやつだしほんとに居心地良かった とりあえず楽しかった!濃かった!お疲れ様でした!〉
〈ちびっ子たちにサッカー教えるの楽しい しかもこれで金もらえるのは最高〉
〈あしたは文化祭でちびっ子サッカー大会あるから応援しに来てね!〉
(いずれも原文ママ)
また、教育実習期間と思われる2019年の様子をSNSでこう綴っている。
〈体育の授業もまだやってないのに無茶振りで数学の授業やらされ、全校集会で校長先生に笑いを誘うような話をしてって言われ、やっぱギャグ要素高いわこの中学〉
〈指導する側で合唱コン見たけど、やっぱ合唱って成長が垣間見れてめっちゃ感動したなぁ。しかも最優秀賞取ってくれるんだもんなぁ。
泣かないように歌の途中から瞑想して聴かないようにしてたのは生徒に内緒。〉
(いずれも原文ママ)
石川容疑者が今年3月までに勤務していた町立小学校の卒業生の子を持つ保護者は、「冗談とかもあまり言わない感じの先生でした。生徒からもあだ名などで呼ばれることもなく『石川先生』と呼ばれていた。石川先生が担当していたサッカークラブでは、偉そうな物言いをすることもありました」と語った。
愛知県警担当の記者によると、少なくとも1年ほど前には変態教師グループが存在していたという。石川容疑者も去年9月頃から盗撮したと思われる下着の画像や動画を3回共有していた。
同事件をめぐっては、グループには全国の教員ら約10人が参加しているとみられ、警察はさらなる実態解明を急いでいるという。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班