伝説のキャバ嬢が明かす実情「一部の地域やお店が流行っているだけ…」
六本木や銀座の店に所属するキャバ嬢たちのSNSには、毎晩のように「数百万円のお会計」だなんだと繁盛している様子が投稿されている。
この様子について、かつて現役キャバ嬢時代に『小悪魔ageha』の人気モデルを務め、ランウェイイベント「Girls Award」にも出場し、1日の売上げ最高額は2800万円という伝説を持つ実業家の愛沢えみり氏は言う。
「今のキャバクラはSNSだけ見ているとすごく繁盛しているように見えますが、それは一部の地域やお店が流行っているだけです。
それは特に東京と大阪に集中してて、なぜかといえば、見た目の良い女性とお金持ちのお客様が多く集まるからで、それを見た全国のキャバ嬢がそういったお店に憧れを持ち、また、それらのお店にスカウトしようとするスカウトマンがSNSを使って採用を強化しているという背景があります。
スカウトマンの利益は入店させたお店の女の子の売上の10%前後という事が多く、売上げの上がりそうなお店に入れるわけです」
これは愛沢氏が現役時代にはなかった流れだという。愛沢氏が活動していた2010年代は「私たち時の時代はSNSが流行り出した頃で、SNSを見てお客様が会いに来るという時代」だったそうだ。
「でも今はいかにも売上げそうな女の子が、売上げそうなお店に全国から集まるという時代。採用基準も当然高く、入店するだけで自分のブランディングも上がるわけです」
では、倒産するようなキャバクラ店の背景にはどんな問題があるのか。愛沢氏が続ける。
「一般的にはキャバクラ離れが進んでいます。会社の打ち上げなどでキャバクラに来ることは確かに減っていますし、ガールズバーや、ラウンジ、コンカフェなど似たような業態も増えています。
また、出会いを目的としたバーや居酒屋、マッチングアプリなども流行っていて、女性との出会いの多様化と時代の流れでキャバクラは全国的には衰退しているのかなと思います」