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上司にモノを「言ったもん負け」ダイハツ工業、三菱電機、東芝など多くの会社の衰退に繋がった官僚制組織の加圧の連鎖
あなたの上司は、現場の問題に真摯に向き合ってくれるだろうか? 管理職が自身の評価を気にするあまり、成績を落とさないことにばかり腐心し、トップの犬になってしまっている職場では現場のSOSは見過ごされてしまう。そして結果的に法的な問題が起きてしまうこともあるという。そしてこれは、ダイハツ工業や三菱電機、東芝など大企業で実際に起きてしまった問題だ。
書籍『日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったのか』より一部を抜粋・再構成し現場が硬直し、コンプライアンス問題まで発展してしまった経緯について解説する。
日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったのか #2
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この記事のまとめ
- #1タイトなスケジュール、極度のプレッシャー、現場任せ…ダイハツ工業の認証試験不正問題にみる官僚制組織風土の限界
- #2上司にモノを「言ったもん負け」ダイハツ工業、三菱電機、東芝など多くの会社の衰退に繋がった官僚制組織の加圧の連鎖
- #3「伝統」という言葉では逃げきれないパワハラ問題…宝塚歌劇団と相撲界にみる制度に埋め込まれた理不尽
- #4「1人の女子生徒が突然、バッタリと倒れた」誰も助けようとしなかった甲子園の開会式…日本人の多くが「何もしないほうが得」と考えている危険
- #5「一流」とされる組織ほど内向き「論理的に相手を説得できる人材」より「空気を読んで、円満な人間関係を築ける人材」を重視する奇妙な日本企業
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