「張り込みのようなことをしていたのかと思い恐怖を覚えました」
11月19日、NHKの稲葉延雄会長は定例会見にて「これ以上未収数が増加しないように歯止めをかけ、減少に転じさせるために出来ることはすべてやりきる」と述べた。
そして同センターの発足の経緯について「これまで以上に民事手続きによる支払い督促を拡充していきたいと、そういうことが目的でございます」と語った。
つまりこれから取り立てを強化していくという事だが、実際にNHKの取り立てに関してここ最近、過激な話を聞く。
都内在住の50代男性が、NHKの徴収員が訪ねてきた際の恐怖体験を語る。
「仕事柄ほとんど家にいないですし、在宅時もインターフォンが鳴っても出ないのでこれまでNHKの徴収員と直接話をしたことはありませんでした。ウチはオートロックがない古いマンションなので、部屋のドアの前まで直接来られる造りなのですが、ある日、僕がドアの鍵を開けて中に入って靴を脱ごうとしているタイミングでインターフォンが鳴りました。普段なら出ませんが、玄関にいたこともあって仕方なく応対するとNHKの徴収員でした。
徴収員の男性の顔を見て、すぐにさっきマンションの出入口付近に立っていた男性だと気づきました。状況を考えると張り込みのようなことをしていたのかと思い恐怖を覚えました。実際に僕はテレビを持っていないのでそれを説明して帰ってもらいましたが『本当ですかね』ととにかく嫌な感じでした」
個人宅を訪れるNHKの徴収員とのトラブルの話は枚挙にいとまがないが、それだけではない。ここ最近は市役所をはじめとした自治体の公用車のカーナビに焦点を当てて受信料の徴収を行なっているという。社会部記者が語る。
「今年に入ってから全国的に自治体などのカーナビの受信料未払いの発覚が相次いでいました。愛知県では公用車のカーナビやテレビなど226台で、(合計)2071万9630円の受信料未払いが発覚しました。他にも愛知県警の捜査車両や機動隊のトラックなどに設置していたカーナビ47台の未払い受信料が863万8350円に上るとのことでした。
さかのぼって支払うということでしたが、こうした受信料未払いのケースが各県で発覚しています」













