赤ちゃんの首の両側や背中、腹にも刺し傷、トイレには包丁が…

鈴木容疑者は自ら「ごめんなさい、私は死ねなかった。赤ちゃんをやった」と110番通報し、調べに対し「夫と離婚の話が進んでおり、親権を取られるぐらいなら娘を殺して自分も死のうと思った」などと供述している。

同署は鈴木容疑者が無理心中を図ったものの死にきれなかったとみて、事件の背景を調べている。

逮捕容疑は11月3日深夜、鈴木容疑者が刃物で優愛ちゃんの頚部や腹部を切りつけるなどして殺害したというもの。4日午前6時40分ごろに本人から110番があり、署員が駆けつけたところ浴室の湯船のフタの上に女児が横たわっており、その場で死亡を確認した。

容疑者は夫と優愛ちゃんの3人家族で、夫は実家に帰省して不在だったという。社会部デスクが解説する。

鈴木容疑者(本人SNSより)
鈴木容疑者(本人SNSより)
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「鈴木容疑者は事件を起こす以前も離婚をめぐるトラブルと称してたびたび110番通報をしています。直近では今月1日に『娘の親権をめぐって口論になった』と通報、親権は夫が持つ方向になり、夫は実家に帰省、4日にはその夫のもとに優愛ちゃんが行くことになっていた。

殺害された優愛ちゃんは首の両側や背中、腹にも刺し傷があり、トイレには凶器とみられる包丁が落ちていて、鈴木容疑者は『トイレで首を吊って死のうと思ったができなかった』と供述しているようです」(社会部デスク)