ハロウィーンの規制のせいで売上が半分に
ハロウィーン当日である10月31日、新聞のニュース記事を引用する形で、実業家・ひろゆき(本名:西村博之)氏はX上に次のような内容を投稿した。
《ハロウィーン仮装規制。行政や警察が、路上飲酒やゴミが出ない楽しみ方を作るのではなく、若者の新しい文化を潰す事で仕事をした気になっている日本らしい仕草。》
続けて同氏は、11月2日にも自身の同ポストを引用しながら、次のように投稿した。
《花火大会は路上のゴミも増えるし、事故もあるけど楽しむ人達が居るから維持されている文化です。楽しむ人達が居るならゴミや事故を減らして続ける方法を考える社会の方が良いかと。「俺は興味ないから潰せ」だと神輿も盆踊りも無くなります。》
文化の日の振替休日だった2024年11月4日、記者が渋谷を訪れたところ、そこはハロウィーン当日と同じくらいの人々で溢れていた。
渋谷スクランブル交差点では、スマホで動画を撮影しながら歩く外国人の姿が多く見られ、交差点近くのガードレールには人々がびっしりと腰掛け、隙間もない状態であった。
渋谷を行き交う人々は、今年のハロウィーンの様子やひろゆき氏の発言をどのように感じたのだろうか。センター街入り口近くに位置するラーメン店の従業員は、次のように語る。
「最盛期だった5〜6年前には、一晩で40万円は稼げていたんですが、ハロウィーンが規制されるようになってから、売上はその半分の20万円にまで激減してしまいました。店としては、かつての最盛期の賑わいに戻ってほしいと思っていますよ」
一方で、人が増えることで迷惑客の対応に苦慮することも多いのではないか。そう尋ねると、その従業員は次のように答えた。