小さきものたちの存在が、心を浄化する――限界会社員・Aさんの場合
2年前の冬に3体のシルバニアの赤ちゃんを購入し、会社のデスクに置き始めたというAさん(20代)。
「Twitter(現X)で、シルバニアが癒やしになるっていう投稿を見かけたんです。私も労働に限界を迎えていたので、“ようちえんおともだちセット”を買いました。
ある日会社で無理な仕事にマジギレしそうになっていたとき、同僚に『赤ちゃんたちが見てますよ』と言われ、口に出しかかっていたグチを引っ込め、シルバニアをひとなでしてから働きました」
シルバニアを、ひとなでして…? どうやら、シルバニアの仲間たちには鎮静効果があるようだ。
Aさんは、シルバニアファミリーの魅力について「小さき無垢な存在を感じると、マイナスな感情を持っていることがよくないなと思えてくる」と語った。
しかし、現代社会の荒波もなかなかに手強い。Aさんの激務は過酷を極め、かわいい3体の応援もむなしく、今年10月に過労による休職を余儀なくされてしまった。
Aさんは休職中にペンギンの赤ちゃんを追加で購入し、自宅の机に置いているという。