子育て世代の大人の発達障害の問題
多くの場合、共通するのは、親に発達障害の自覚がなかったり、それを拒絶していたりすることだ。それゆえ、彼らは自分なりにがんばって子育てをしているという思いを持っているのだが、客観的にはそれができていないということになる。このような人たちは家族や児童相談所など、第三者の意見を受け入れにくい。
虐待において、発達障害のある子供の子育ての難しさが語られる一方、なかなか発達障害のある親の子育ての難しさが知られることは少ない。このような事例を踏まえ、子育て世代の大人の発達障害の問題について、もっと光を当てていく必要があるだろう。
取材・文/石井光太
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シリーズ「発達障害アンダーグラウンド」では、発達障害の人々が抱えている生きづらさが社会の中で悪用されている実態を描いています。発達障害は、時として売春、虐待、詐欺、依存症など様々な社会問題につながることがあります。もしそうしたことを体験された人、あるいは加害者という立場にいた方がいれば、著者が取材し、記事にしたいと考えています。プライバシーや個人情報を必ずお守りすることはお約束しますので、取材を受けていいという場合は下記までご連絡下さい。
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