子供の頃は“ハッカ”味が苦手だった
サクマドロップス(サクマ製菓株式会社/139円/10分)
言わずとしれた、長い歴史のあるアメの代表格である。
初の国産ドロップ「サクマ式ドロップス」を生み出した佐久間製菓は、コロナ禍の需要減少や原材料費の高騰で、2023年1月に廃業。
商品名が酷似しているため、混同している人もいるかもしれないが、ルーツが同じでも別商品のこちらの「サクマドロップス」は、今も健在だ。
このアソートには8種類の味が含まれていて、味は色で分けられている。
ただ、ハッカとスモモ、リンゴとイチゴは見分けにくく、形状で判断しなければならない。
思い出すのは、子ども達にはハッカが最も不人気だったことだ。ミントのガムに味が似ていて、食べられない子もいた。だから白い粒はみんな避けていた。
しかし今はむしろ爽快で好きな味だ。まさかこんな日が来るとはな、と、口の中で転がした。
いちごみるく(サクマ製菓株式会社/139円/12分)
サクマ製菓のもう一つの大ヒット商品。
見た目の可愛らしさと、子どもが好きなイチゴミルクというモチーフで、幼い私達の心を鷲掴みにした。
中がミルフィーユ状の層になっているのが特徴で、噛んでも心地よい歯ざわりを楽しめる。
現代においてもなかなか凝った作りだ。
しかし、おっさんになった私にとっては、あまりに可愛らしいパッケージを手にレジに行くのが、少々気恥ずかしかった。