父のリストラをきっかけに母から「あんたが働いて」と言われてアイドルへ。社会不適合者だった最上もが。バイセクシャルへの思いも語る_2

好き、と出会えることは奇跡

あのときこうしてたらもっと良い人生だったのかも、と思うことがあったとして、それが自分にとっての〝正解〟か〝不正解〟かっていうのは、巻き戻せるわけじゃないからわからないんです。

そういうとき、友人でも恋人でも漫画のキャラでも芸能人でもなんでも、〝この人と出会えてよかった〟そう思える人が一人でもいれば、自分の人生は間違ってなかった、と思うようにしています。

人じゃなくても、作品だったり、物だったり、なんでもいいんです。私にとって、出会えてよかったファンの人はたくさんいます。もちろん娘だってそう。

だから、自分の中で後悔してることがあったり、これは間違えたってことがあったりしても今までの選択は私にとっての正解なんです。

戻りたい過去に縋っても、あの頃には決して戻れなくてそこに囚われて進めなくなるのはもう嫌なんです。