子育て世帯は日本全体の21.7%しかいない
Twitterをよく利用している人からするとそのつぶやきは民意のように感じる方も多いかもしれませんが、Twitterを利用しているのは社会全体の一部ということを理解する必要があります。例えば、選挙の時期になると特定の政党や候補者が毎日のようにトレンドに上がりますが、当選結果を見ると民意との差を感じることが多々あります。
まずは、日本の現状として「子育て世帯数」の圧倒的減少という数字を見ていきましょう。「2019年 国民生活基礎調査」によると、2019年度に児童のいる世帯数は児童数1人の世帯が全体の10.1%、2人は8.7%、3人以上は2.8%となっており、合計すると21.7%となっています。
1986年には児童のいる世帯数が46.3%を占めていたのに対し、現在では半数以下に落ちていることがわかります。ここでいう児童とは「18歳未満の未婚者」を指していますので、大学生で子供がいる人は除かれますが、それでも少数派になっていることがわかります。