映像化されるなら小森は若い女の子の方が…(笑)
――『ニーティング・ライフ』も映像化してほしいです。上巻のライフハックはドラマで観たいですし、下巻の急展開は映画で観たい。
そうなったら嬉しいですけど、おっさん主人公だと厳しいかもしれません。なんなら、若い女の子に変えてもいいかも(笑)。そもそもこの企画を出した時、よくこんなおっさんの話を通してくれたなと思います。
担当編集(ヤングジャンプ・増澤吉和編集長) 最初は「グランドジャンプ」連載用に話をしていたので、おっさん主人公で全く問題なかったんです。ところが、僕が「ヤングジャンプ」に異動になったので、そのままグラジャンで連載するのか、僕が異動した先でやるのか、いろんな選択肢を考えました。
とはいえ筒井さんは、ここぞという1コマを描くのに3日かかったりする方なので、週刊連載は無理ですよねというのもあって。そのタイミングで、「ヤンジャン!アプリ」にもオリジナル作品を載せようという話が出てきたので、こうなりました。
――マンガ作品ってつくづく生ものなんですね。では最後に、読者へのメッセージをお願いします。
いつも、今の時代に響く作品を作りたいと思っています。現在起きている事象、同時代性みたいなことを重視しているので、なるべく発売から時期を置かずに読んでいただけると嬉しいです。
取材・文/山脇麻生 ©筒井哲也/集英社