「やっとみんな会えたね~。私があの、カワイイで有名な内野愛里です」
そんなあいさつで始まる政見放送がNHKで流れたのは6月27日深夜。
「私は愛里、内野愛里。知っている人は知っている。知らない人は覚えてね」
名前を連呼し、ほかには「LINEで友だち申請してね」と呼び掛けるだけ。政策が出てこないまま2分半ほど続いたところで、内野氏は脈絡なくシャツのボタンを外しはじめる。
「は~、暑いね~。緊張で、暑くて、困っちゃうわ」
そう言ってシャツを一気に脱いだ内野氏。下にはチューブトップを身に着けており、ハダカではなかったが、画面下の名前のテロップ部分で胸から下が隠れる位置を取って腕を組み、何もまとっていないかのような演出をしながら
「カワイイだけじゃなくてセクシーでしょ?どう?やだ。そんな目で見ないで、ふふ。内野愛里、そろそろ覚えた?」
と続けるのだった。
ただし、政策についてはその後、一言も語られることはなかった。
「6月20日の告示日にはグラドルの桜井MIUがハダカでM字開脚したポスターが掲示板に現れ、貼りだした河合悠祐候補に警視庁が、都迷惑防止条例違反容疑で警告を出してはがさせています。
今度は脱ぐ姿を見せる候補まで出てきて、完全に選挙が一部候補者の売名行為の場になってしまった。もう終わってます」と社会部記者はアタマを抱える。
ネット界隈でもXに「こんなんがでるから今後供託金300万じゃなくて3億でもいいわこれ」「炎上狙いの売名」と非難する書き込みが。
一方で、「都知事になったら何してくれるの?」という疑問も出ている。そんな巷の声を本人にぶつけてみた。