「あいつうざいです」などとLINEのメッセージを送っていた

浜松市のガールズバーで6日、女性2人が殺害された事件。殺人の容疑で逮捕された山下市郎容疑者は、同店で働く従業員の伊藤凜さん(26)に好意をもっていたという。好意の暴走だったのか、山下容疑者は伊藤さんを特殊な刃物で殺害した。

社会部記者が語る。

「事件の背景は、痴情のもつれではないかと言われています。店の常連客だった山下容疑者が犯行に及ぶ数日前、伊藤さんが店長に『あいつ(山下容疑者)うざいです』などとLINEのメッセージを送っており、それをなんらかの方法で山下容疑者が知ったとされています。

伊藤さんは事件当日、山下容疑者の車に乗せられ、脅される形で事件現場になった店内に入店しました。事件当日の2日前から伊藤さんは音信不通となっており、山下容疑者に連れ回されていたとされています」

“うざい”と言われていた山下容疑者(写真/知人提供)
“うざい”と言われていた山下容疑者(写真/知人提供)
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山下容疑者は浜松市から電車で東へ30分ほどのところにある隣の市に住んでおり、浜松駅周辺の飲み屋街に毎週通っていたという。

彼は浜松市内にある常連の店で“山ちゃん””いっちゃん”と呼ばれていた。ボトルを入れた飲食店の店長は、山下容疑者の様子をこう語る。

「りん(伊藤さんの源氏名)とも数回ですが、ウチに来られていました。時間が深夜帯なのでアフターだったのかな。店内では2人で楽しく友達みたいな感じで、飲みゲームなどをしながら飲んでいました。

山ちゃんは『りん』と呼んでいて、りんは『山下』と呼び捨てだった。りんから山下さんへのあたりは強く、『山下全然飲んでないじゃん!』『飲んでなくない?!』などと煽りコールをしていた。嬉しそうに、山ちゃんは飲んでいました」